古銭 旧1円銀貨 明治三年

今回の商品は、貴重な古銭でしたので、しっかりお値段を付けさせて頂きました。
旧1円銀貨(明治三年)は、明治時代初期に日本政府が発行した大型銀貨です。この貨幣は、日本の近代貨幣制度の導入に伴い、1870年(明治3年)に鋳造されました。当時の国際貿易を意識し、銀本位制を採用したことから、メキシコ銀貨を参考に設計されています。
表面には、中央に「一圓」の文字が刻まれ、その周囲を桐と菊の紋様が飾っています。上部には「大日本」、下部には「明治三年」の年号が刻まれ、格式あるデザインとなっています。裏面には龍が力強く描かれており、日本の象徴としての威厳を示しています。また、縁にはギザが施され、偽造防止の工夫がされています。
この銀貨は品位(銀の含有率)90%、重量26.96グラム、直径約38.6ミリで、当時の国際基準に合わせた仕様となっています。明治政府はこの銀貨を国内流通だけでなく、海外貿易用としても使用することを目的としていました。しかし、その後の貨幣制度の変遷により、発行期間は比較的短く、現在では希少価値の高い古銭として人気があります。
収集家の間では、保存状態や発行年の違いによって価値が大きく変わり、特に未使用品や極美品は高値で取引されることがあります。歴史的価値の高い明治三年の旧1円銀貨は、日本の貨幣史を知る上で貴重な資料の一つとなっています。
お宝鑑定・よろず屋 豊橋新栄店では、古銭をお買取りさせて頂いております。
1円銀貨、10円金貨、穴銭など、どんなものでもお買取りいたします。
昔集めた古銭が眠っているという方は、ぜひ当店にお売りください。
お待ちしております。
2025年03月24日 11:13